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オーバーワーク~ある野球少年の場合~

こんにちは!

現在窓の外に見える雪に心躍らされている院長の藤原です(^^♪

雪国ではないので雪を見るとテンションが上がります!

競技スキーをやめてから数年が経ちますが

やはりこの時期になると何となくソワソワしますね(笑)

・・・

シレ~っと今日のテーマにいこうと思いましたが

実は今日が今年初めてのブログ更新。。。

ということで遅ればせながら

新年あけましておめでとうございます!

今年もこんな調子でマイペースにやっていきますので、

どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

さて、

今日は先日来院した野球をしている中学1年生の男の子のお話です

クラブチームで硬式野球をしている彼

診察ブースの方へ案内するとペンギンのような歩き方をしています

話を聞いてみると

「冬場の走り込みが始まってから太もも、ふくらはぎが痛い」

どれくらい走ったのか尋ねてみると

「3時間ひたすらインターバル走をしていた」

休憩は?

「10分くらい」

・・・

『愕然』とはこのことでしょう

私はしばらく声が出ませんでした

詳しく聞いてみると

全学年が同じ距離、ペースで走り

最近はその練習(練習と言っていいのかわかりませんが)ばかりとのこと

専門家でなくても皆さんこう思われると思います

「そらケガするわ」

明らかに『オーバーワーク』です

その子は身長がまだ150センチに満たないくらい

そんな子と170センチを超える子が同じように走れるでしょうか?

いや、2時間50分走るなんてプロ野球の選手もできないでしょう

いまだにこんな非科学的な練習(何度も言います。練習と言っていいのかわかりませんが)を行っているなんて信じられません

何分なら良い、これくらいのペースなら良い

というものはありませんが、

少なくとも一人ずつ能力を測定して

肉体の成長度合いを考慮して

そこからペース、距離を決めて

段階に応じて強度を上げていくべきだと思います

指導者のみなさま

将来のあるスポーツ少年、少女のために

ケガのリスクが少ない環境を整えてあげてください

よろしくお願いいたしますm(__)m

野球医学の教科書
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